タコのスミとイカのスミには決定的な違いがあるのだという。
タコは敵から逃げる時に煙幕のようにスミを吐くのに対しイカは自分の分身を作るためにスミを吐く。
実際にイカがスミを吐く映像を見ると確かに小さな形が作られ、しばらくその形が崩れない。
見事な分身の術。
パスタによく使われるのもイカスミの方。
タコは捕獲される時に大抵スミを吐き切ってしまい体内に残っていないのだという。
イカスミの方が濃くてタコスミは薄いらしい。
でも、タコスミの方が味はいいと聞いたことがある。尤も取れる量が少ないだけにいい値段もするのだとか。
同じようなスミに見えても実のところは大きな違いがある。
そんなことは世界には数多のようにある。
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そんなこんなでもうすぐ一日が終わる。
そろそろ「おやスミ」しようか。
