先日2日に渡って放送されたNHK特集「JAPAN BRAND」の中でとても印象に残るアンケート結果があった。
外務省がインド人を対象に昨年実施したアンケートのシンプルな質問内容は、
「日本はどのような国?」
最も多かった回答は、
「先進技術を有する国」
第3位が、
「経済力のある国」
そして、
第2位が、
「平和を愛する国」
だったそう。
この2番目の回答が意外だったのは視聴者だけでなく、アナウンサーも同様で大学教授がすぐに解説を加え、さらに番組のタイトルであり、意図をしっかり伝えていた。
「いろんなイメージの中で日本というのはすごい国、愛すべき国、尊敬すべき国というイメージが自然にあって、その上に乗っかって日本の製品も売れているし、日本に観光客も来てるし、私たちが一体どんなブランドイメージの上に乗っかって仕事しているのか、もう一回我々考えながらそのブランドイメージを大事にしてそれを活かす必要がある。」
先月内外に大きな波紋を及ぼした安部首相の靖国参拝。
中国、韓国が予想通りの反応を示した他、アメリカからも失望の声明が発せられたことは想定外だったかもしれないけれど、国内の8割が支持しているというニュースや他のアジア諸国から目立った声が聞こえてこないという事実もある。
いずれにせよ、人も国も同じ。他者からどのような目で見られているのか、どのようなイメージを持たれているのか、を意識して行動することが大切。
今一度、「平和を愛する国」の一員であることを思い出さなければならない。