変わる人は変わるんだ。
いつの間にか人はなかなか変われないものだと思うようになっていた。
特に性格は持って生まれたものと環境によって幼い頃から育まれてきたことを考えると、変わらないのは当たり前だと思い込んでいた。
しかし、実際に変わる人を目の当たりにしたら、その考えも吹き飛んでしまった。
もしかすると持って生まれた「本性」は変わらないのかもしれないけれど、社会生活の中で特定の人と接している時間は家族と言えどもそれほど長いとは言えず、ましてや職場やそれ以外の人とは僅かな時間の付き合いに過ぎない。その人に対して持っている人物像自体がほんの一面であり、異なる側面に触れるだけで「変わった」と感じるだけのこともある。
とは言え、大事なことは周りから見て「変わる」ということ。
そして、周りは自分が思っているほど変わることに抵抗感はない。
些細なこと、例えば、髪型を変える、新しいスーツを来て出勤する、散らかっていた机をきれいにする、出勤時間をいつもより15分早める、残業する、残業をやめる、元気よく挨拶する・・・
周りの人は最初は「あれ?」と言うかもしれないけれど、それだけのこと。多くの人はその変化にすら気がつかない。
変わりたい、変われない
そう感じている人が最初にすべきことは、
もしかすると、
自分の中に無意識のうちに建てられた変わることへの壁を取り除くことかもしれない。