ポケモンGOが世界を席捲している。
日本でも配信がスタートして数日が経ち、街中ではゲームに夢中になっている人たちが溢れ、問題も議論も沸騰中だ。
ゲームはいわゆる「拡張現実」の世界を提供している。
耳慣れない新しいテクノロジーを想像するけれど、
ポケモンという既存のキャラクターや世界観、グーグルマップやGPS等、ゲームに使われている技術は目くじらを立てるほど新しいものではないし、その本質は「コレクション」(カード集め)や「陣取りゲーム」、「育成ゲーム」等の組み合せに過ぎない。
世界を席巻するほどの人気は「組み合せの妙」と言っていい。
そこで思い出されるのは、iPhoneであり、FACEBOOKであり、UBERであり、Air bnbであり、
自動運転だ。
世界を席捲するほどのサービスも既存の技術の組み合わせに過ぎない、ことも多い。
どこで聞いたかは定かでないけれど、こんなフレーズを思い出す。
「発明とは結局のところ組み合せに過ぎない。真の意味で何かを発明しようとすれば、宇宙から作らなければならない」
何をしたいのか? 何があればより便利になるのか? どんな状態が望ましいのか?
疑問を投げかけ、
そして、
社会にあるモノやサービスを真剣に観察してみる。
組み合せの妙は至る所に転がっている。