「負けず嫌い」は負けるのが嫌いな人のことを言う。
本来なら「負ける嫌い」と言うべきではないか。負けず嫌いなら反対の意味になる。
そんなことをふと思った。
英語では"bad loser"と表現することもあるけれど、「負けず嫌い」な人は負けることがとにかく嫌い。
競争心が強く、人一倍努力家であることも多く、
それが上手く現れれば大きな力になる。
下手に現れると手がつけられなくなる。
タイトルを敢えて「負けず嫌いの効用」 としたのは、負けるのを苦にしない人のメリットを書きたかったから。
どんなスポーツでも仕事でも勝負事でも永遠に勝ち続けるなど不可能。
勝ち続けるための努力や勝ち続けるプレッシャーを克服する価値は誰も否定しないけれど、負けることで得られる気づきや学びがあることも事実。
負けるのが嫌いで勝負から逃げるくらいならどんどん立ち向かってどんどん負ければいい。
負ける経験値を増やすことで得られる学びや気づきは決して少なくないのだから。
負ける価値も必ず存在するのだから 。