エイプリルフールと月一企画の前日には「本当にしたいこと」と題してたくさんあるしたいことの中から「本当にしたいこと」を問い続けることが大事と書いた。
その問題意識があったからかベストセラーになっているこの本に自然に目がいった。
やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける
- 作者: アンジェラ・ダックワース,神崎朗子
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2016/09/09
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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”talent"(才能)がとかく話題になり、評価されるアメリカという国で努力や継続する力という一見地味に思える力が科学的な検証を得て、改めて脚光を浴びている。
この本によると「やり抜く力」は情熱と粘り強さからできているらしい。
情熱を持つためには自分がそこに価値を見出し、かつやりがいやその先にある貢献感がなければならない。
情報化社会の現代において誰もが「したいこと」を山ほど持っていて、それが逆に「本当にしたいこと」を見つけにくくしている。
本書の中で印象に残ったことの一つがこの本当にしたことを見つけるコツ。
まずは自分がしたいと思っていることを25個書き出してみる。その中から最もしたいことを5つ選ぶ。そうしたら残りの20個は捨てて、選んだ5つに時間とエネルギーを集中する。大事なことは何をするかではなく、何をしないか、なのだ。
やり抜くために情熱と粘り強さが必要なのはある意味当たり前だれど、そのために自分が大切にしたいことを選び抜くことが肝心なのは目からウロコだった。
やり抜く力のスタート地点に立てたような気がしている。