10円玉を拾った。
道端に落ちていた銅色の硬貨を拾い上げると昭和26年製で淵に溝が彫られているいわゆる「ギザ十」だった。
拾い上げそのまま手に握り締めたまま近くのコンビニに寄ってコーヒーを買うついでにレジ横の募金箱に投入した。
稀ではあるけれど、道端で拾ったお金は寄付するようにしている。
自分の力で稼いだものではないから、は正確ではないけれど、拾ったお金を遣うのはなぜか憚られてそれでもマネー経済の本流に戻してあげたい気持ちからそうしている。
偽善ではない慈善になればいいかなと。
本流に戻そう。
戻ろう。