昇龍と白い壁

高校3年生の娘が小学6年生の時に作った「スペース龍」。

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リビングに飾り始めて6年もの時間が流れた。

 

色は褪せ、一部の色は完全に消えてしまったけれど、親にとっては貴重な作品。

 

「このままでいいんじゃない?」

 

そんな親の発言も意に介することなく娘は淡々と取り外し、処分した。

 

次のステージを見据えた娘の心境を表しているのだろう。

 

龍は天に昇り、宇宙に還って行った。

 

残されたのは何でも描ける白い壁だけとなった。

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