「木村さんは世界で4番目にいい人なんです」
その人の性格の良さを讃える表現としてこんな紹介をすることがあった。
ほぼその度に尋ねられたのはどうして世界で4番目なのかということ。
答えはシンプルだ。
「世界は広いよね。木村さんはいい人だけど、それよりもいい人が3人くらいはいるんじゃないかってこと」
今日そのうちの2人に出会った。(気がする)
介護関係の仕事に従事しているそのお二方の言葉は常に等しく優しく、温かい。伝え方一つひとつに相手を思いやる気持ちが溢れ、あたかも自分の家族と接しているかのよう。
そこには疑いもなければ、隙を見てつけ入ろうとする邪念も見当たらず、ましてや自分を優先させる要素は欠片もない。
世界で4番目にいい人は前から知っていたけれど、今日2番手と3番手に出会えたのは衝撃であり、感謝の気持ちでいっぱいとなった。
あとは世界で1番いい人に出会える日を楽しみに待つだけだ。