リラックスの意義

昨日のブログの最後で「リラックスしていることが前提条件」という表現を使った。
http://d.hatena.ne.jp/norio373/20120424



改めて考えてみると、日本人は「リラックス」することが得意ではないのかもしれない。



我々が「リラックス」という言葉を使うのは主にプライベートでくつろぐ時、安らぐ時。仕事や大事な場面では使うことはほとんどないと言っていい。



一方アメリカでは仕事や何かの本番、大事な場面で使うことが結構ある。言うまでもなく「リラックス」は英語の"relax"だし、"Take it easy!" "Don't mind!" "No worries!" など、肩の力を抜く、気にしない、余裕を持つことを奨励する表現が多い。スピーチでもまずジョークから始めることはよく知られている。



日本人は真面目過ぎるのかもしれない。



仕事や大事な場面ではとかく真剣であることが求められる。力を抜く、冗談を言う等はもってのほかという空気が流れていることが多い。



OnとOffのスイッチを使い分けていると言えば聞こえはいいが、そのスイッチの入れ替えが不器用なまでに遅いという風にも言えるのではないか。



プレッシャーのかかるシーンでこそ、笑顔やユーモアの精神が威力を発揮する。



休日に一人で家にいる時にリラックスするというのは当たり前。



緊張してしまう時にこそ本来の「リラックスの意義」がある。