最近感じていることの一つは「質問」をどれだけ使えているか。
考えが浅い、なぜそれをするのか理解してない、行動が淡白、粘り強さが足りない・・・等々、仕事をしていて感じる不満や課題は山ほどあるけれど、それぞれの根底に、質問がうまく使えていないからがあるように思えてならない。
マニュアル世代と呼ばれることの多い最近の若者はとかく効率がいい。ネット世代はそのまま正解、多数派の意見、評判の高い情報を瞬時に得ることに慣れていて、それ故に答えのない問いと格闘する経験を積んでいない。
と言っても、それは若い世代だけの問題ではなく、日本人の共通の課題と言っても間違いではないだろう。
iPhoneのアプリ「iQuestioner」を起動するとこんな質問が投げ掛けられる。
- あなたの夢に向けて今何ができますか?
- 今日出かけたい場所はどこですか?
- あなたの強みは何ですか?
- 今一番必要なものは何ですか?
- 人と会話を始めるときどんなきっかけで話しかけますか?
- 人に何をリクエストしますか?
- よい聞き手になるために何を意識していますか?
ハッとする瞬間だ。
問いがあるから答えを考える。
問いがないから答えがない。仮説を考えることもない。仮説がないからその証明をする必要もない。だから動けない。動かない。
まずは自らに問うことから始めればいい。
検索しても答えの見つからない問いと格闘する勇気を持って。