フラットな島

 

課長だの部長だのという会社の職格は階層社会を作っているものの一つだと感じられてならない。

 

少なくとも階層社会を継続せしめている原因であると。

 

社会の中で階層を作ることが秩序を形成し、全体適合になるというのであれば、それは合理的であり、それなりに納得もいく。

 

しかし、それがメリットよりもデメリットの方が大きくなりつつあると感じるのは筆者だけだろうか。

 

外資企業や一部の先進性のある大手企業は昔ながらのタイトルをなくし始めている。

 

そのことで自分の存在価値さえ見失う人がいる一方で、恐るべきスピードで社会全体に浸透していくデジタル革命の波に乗っている人たちは一足先にフラットな関係が支配的な新しい島に辿り着いている。

 

そこでは個人は全員対等であり、組織とも同等の力を持っている。

 

フラットな島で何をするのか?

 

どう振る舞うのか?

 

どう生きるか?

 

島民が試されている。