とあるテレビ番組で投資家で有名なジム・ロジャースが興味深いことを言っていた。
これからの投資先は北朝鮮であると。
2回目となる米朝会談を来週に控え、予断ならぬ状況とは言え、中長期で考えれば朝鮮半島の安定化は既定路線であり、すぐの終戦宣言や南北統一はできないとしても経済的交流が増え、韓国経済は良くなり、豊富な資源と安価な労働力を持つ北朝鮮との結びつきは更に強いものになるのは間違いない。
実際にシンガポールに拠点を置いているジム・ロジャース氏は北朝鮮からシンガポールに多くの優秀な幹部を送り込み、資本主義を学ばせている姿を目の当たりにしているという。
我々日本人は、北朝鮮の拉致問題に始まり、韓国との慰安婦問題や竹島問題、最近の徴用工やレーダー照射問題に目がいって、歴史的な大きな流れに気がついていないのではないか。
目の前の問題に感情になって韓国や北朝鮮、世界のダイナミックな動きにあまりに鈍感になり過ぎているのではないか。
ジム・ロジャース氏は南北の交流増を見越して、大韓航空の株を買ったという。
次の投資先は、感情は抜きにして冷静に、客観的に、自分や近隣諸国、世界を見て決めるのがいいかもしれない。