「タッチポイントを増やす」
最近のビジネスの世界でよく耳にする表現だ。
平たく言うと「お客さんと接する機会を増やす」ということ。
直接対面するのはもちろんのこと、メールやチャット、ホームページの閲覧に至るまで顧客とどれだけ多く接することができるか、それが商品やサービスの購入、ひいてはロイヤルカスタマーの養成に繋がるという考え方。
そんな難しい表現をせずとも「遠くの親戚より近くの他人」とか「遠距離恋愛は多難」とか、会う機会が多い方が親近感が増し、より良い関係を築けるのは、先人だけでなく、誰もが体験を持って知っている。
ネット社会やデジタル化が「会う機会」を様々な形で増やしていてそれを今風に言っているだけ。
逆に、遠くの親戚や遠距離恋愛の相手ともデジタルツールを駆使してタッチポイントを増やせばいいという話でもある。
様々な問題課題を抱えつつ爆進を続けるデジタル社会は時間と空間を超える。
あとはこの爆進するデジタル社会にいかに飲み込まれないか、淘汰されないか、先へ行けるか、それを考え、実行していくこと。
ヒントは、人と人とのタッチポイントを増やし、結びつきを、絆を深めていくことではないだろうか。