昨日訪問した三鷹の森ジブリ美術館で感じたことを一言で表すと「生命讃歌」。
アニメを作るという一見楽しそうで簡単そうにも見える作業がどれほど大変で、単に絵を動かすだけではないことについて昨日のブログで触れた。
一コマ一コマの絵を描き、それを動かしていくということは一瞬一瞬を作り、それを動かしていくということ。
モノの形や自然現象の一瞬一瞬を知り、それがどのように動き、ヒトの目に見えるのか、それを試行錯誤しながら創り上げていく。
その全てを一から自らの手で創っていく作業を続けるうちに生きていることのたいへんさや素晴らしさを頭でなく心で感じるようになるのではないだろうか。
こうして息をして、動けるというだけで本当は奇跡なのだ。
それに気づければそれでいい。
だからこその生命讃歌。
ジョジョの奇妙な冒険の作者である荒木飛呂彦氏がシリーズのテーマが人間讃歌と言っていた意味が少しわかった気がした。