ハッと息を呑んだ。
ソ連対日参戦の高潔な理由
なぜソ連が対日参戦に踏み切ったか。
(一)将来の日本の侵略に備えた安全保障。
(ニ)西側同盟諸国にたいするソ連の神聖なる義務。
(三)中国、朝鮮ならびに他のアジア人民の日本帝国主義者にたいする闘争を援助するという道徳義務。
以上、三つの高潔な動機に帰している。理由はどうにでもつけられる。「正義の戦争」があるはずはないのである。
北方領土は日本固有の土地であり、返還されるのが当たり前。
多くの日本人にとってそんな普通の感覚もロシア人からすれば高潔な動機の下に戦い、得た貴重な領土。
理由はどうにでもつけられる。
「正義の戦争」なんてあるはずがない。
その言葉を噛み締めたい。