寛容さという贅沢

 

情報化、デジタル化、ネット化が進み、生活が格段に便利になったことは間違いない。

 

他方で、失ったものもある。

 

その一つが寛容さではないか。

 

物事の正解や効率的な方法がすぐに簡単に手に入るようになったおかげで迷いや間違い、非効率性への寛容度が極端に狭められているように思えてならない。

 

間違ったっていいじゃない

ゆっくり学べばいいじゃない

自分のペースで、自分のやり方で、取り組めばいい

 

こういった考え方が許容されなくなりつつある。

 

その過程で人間関係が、社会全体がギスギスし始めてきている。

 

寛容さは既に贅沢品なのだろうか。

 

余裕が失われた社会は硬直し、いつか内部から崩壊するか、他の硬直した社会と衝突してしまうしかないのではないだろうか。

 

そんな硬直した考えから解き放れよう。