本や文書を読む時いつの間にか斜め読みをすることが多い。
速読と言えば聞こえはいいけど、スピードと理解度を考えるとあくまで「斜め読み」の範疇内。
その効力はデメリットよりもメリットの方が多いからから自然と続いているわけだけれど、気がつくと普通の読書でもそうしている自分がいる。
斜め読み、飛ばし読みを全面否定しているわけではなく、読むもの、内容によって使い分けようとしても精読、熟読が必要なもの、そう読みたいものにもそうしてしまう傾向があることに気づいた。
読書が楽しいのは、物語や内容全体の理解だけでなく、言葉の一つひとつ、文章の一文一文を自分の中にくぐらせることもある。
言葉の一つひとつを噛みしめ、内容を吟味し、自分の中にイメージを創り上げる。
それが楽しい。
作者が描いたイメージを一言一句自分の中で忠実に再現するように、自分なりの想像力や創造性を発揮して新たな世界を創り上げる。
それが読書の醍醐味であり、その一瞬一瞬を切り取るイメージを持って言葉を追いかけていきたい。
良質な言葉、質の高い文章、想像力が掻き立てられる物語にこれからもどんどんチャレンジしていきたい。
逆に、何も感じられないものには時間をかける必要はない。
響かないものはすぐにおいて次にいけばいい。
我々に残された一瞬は貴重なのだから。
一瞬を切り取る -髭剃り-
一瞬を切り取る -おにぎりを食べる-