我々は普段何気なく話をする。
話す時の表情や内容に気を配ることはあっても声の出し方や抑揚の取り方、息の使い方を意識することはそう多くない。
自分らしい声が出せているか、いい声を出そうとしているか、そのために姿勢はどうか?、張りのある声を出すために何をすべきか。
「一瞬を切り取る」、今年の月一企画に乗って、声を出すという動作について今日は考えてみたい。
人前でプレゼンをする時、家で家族と夕飯を食べながら今日あったことを話す時、一人でテレビを見ていて思わず独り言を言ってしまう時・・・
それぞれの声の出し方は違う。
違っていいし、違って当たり前。
とは言っても、どんな時でもいい声、自分らしい声を出そうとするのは大切なこと。
なら、どうすればいい声を出すことができるだろう。
まずは背筋を伸ばす。
下っ腹に力を入れて引っ込める。おもむろに下っ腹から息を引き上げるようにお腹から声を出す。
声を振るわせるようにする。
口を大きく開け、舌を大きく、弾くようにしっかりと動かすことを心掛ける。
一つひとつの言葉に想いを乗せ、真っ直ぐに、力強く音を通す。響かせる。場合によってはふんわりと空気に浮かべるようにそぉーっと発声する。
普段何気なく話している動作がこんなにも難しく、面白く、愛しく感じられるのはなぜだろう。
まずは自分が普段どのように言葉を発しているのか、声を出しているのか、その「一瞬を切り取る」」ことから始めてみたらいいかもしれない。
一瞬を切り取る ー読書ー
一瞬を切り取る ー眠るー
一瞬を切り取る -歩く-
一瞬を切り取る -呼吸-
一瞬を切り取る -髭剃り-
一瞬を切り取る -おにぎりを食べる-