冷蔵庫のない生活

 

2月に東京に引っ越して2ヶ月半の間冷蔵庫のない生活を送っていた。

 

それも昨日でやっと終わり、テレビとは違って正直ホッとした。(冷蔵庫なのに?)

 

それでも「冷蔵庫のない生活」を振り返るとそれはそれで捨てたものではなかった。

 

仕事にかまけてという言い訳をしながらも食事は外食中食ばかり。どうせなら、それを楽しもうと安くてリーズナブルなお店からちょっといいお店まで極力職場と自宅の近くのお店を色々と試してみた。

 

すると、お店や提供される料理やサービスの良し悪し、甲乙だけではなく、街の雰囲気や飲食店全体の傾向や特徴のようなものをなんとなく掴めることができた。

 

もちろんこれまでも外食はしていた方だし、住んでいた街の雰囲気やそこで暮らす人たちの色や匂いのようなものは感じていたつもりだったけれど、今回のように何かを一定期間集中して行うことでそれがより際立って感じられるようになったのは新鮮な驚き、気づきになった。

 

家に帰って冷えたビールが飲めるありがたさにも。

 

冷蔵庫のない生活のおかげで気づきのある生活ができた。