一瞬を切り取る -呼吸-

 

今年の「月一企画」は、日常生活の中の一瞬を切り取って、スポットライトを当ててみようというもの。

 

普段何気なくしていること、起こっていることに焦点を当てて新たな発見や気づき、改善に繋げられればいいと思っている。

 

3回目の今日は「呼吸」がテーマに取り上げたい。

 

当たり前のことだけれど、息を吸って吐くという行為に注意を払うことはほとんどない。無意識に吸ったり吐いたりしていて、それを意識するのは運動中や緊張した時など、特別な時。

 

その呼吸が気づかぬうちに浅くなっている時がある。或いは、口呼吸になっている時が。

 

これまでにも何度か口呼吸の弊害について言及してきたけれど、筆者にはその傾向があって、何とか治したいと思いつつも完治までには至っていない。(アレルギー性鼻炎がなかなか治らず、そのせいでというのが主な原因なのだけれど)

 

改めて呼吸に意識を向けると不思議なほど姿勢が良くなることに気づく。

 

その工程はこう。

 

まず腰椎を立てる。(立っているときは体重がかかとにかかるようにする)

 

次にゆっくりと息を吐く。鼻から15秒くらいかけて少しずつゆったりと。自然に下っ腹が凹み、そこからもう一息、二息搾り出そうとすると腹筋がきゅうっと引き締まる。

 

限界まで達すると自然に空気を吸い込むことになる。それも鼻からゆっくりとを意識する。その時、舌は上顎にぴったりとつけておく。

 

それを繰り返す。

 

普段は無意識にしている呼吸を意識し、丁寧に行うことで気持ちが落ち着き、集中力が高まる。

 

忙しいときであればあるほど、気持ちが焦っているときであればあるほど、ゆったりと丁寧な呼吸を心掛ける。

 

そうすることで時間の流れを遅くできる。

 

そんな気がする。

 

いつかは時を止めることさえもできるようになるかもしれない。

 

 

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