矛盾というペット

矛盾や理不尽さを受け入れ、自分の中で飼い馴らすことができれば一人前だ。



そんな昔聞いた台詞が最近よく頭に浮かぶ。



理想は理想でも、それを振りかざすのは青二才のすること。



正論も同じだ。



現実に生きる我々は常に現実的な対応を取ることが求められる。理想を追うことは大事だけれど、夢ばかり見ていて現実的な対応を取らなければ、そのしっぺ返しのダメージは決して小さくはない。



現実の世界は人間の理性と本能が織り交ぜられて造られているから。



故に、現実の世界は理不尽なことで満ち溢れている。



矛盾で埋め尽くされている。



だからこそ、



矛盾というペットを飼いならすことができなければ、いつまで経っても一人前とは呼ばれない。



理想と現実の両方を受け入れて、



ペットと仲良く生きていこうではないか。