子どもたちが遊ぶ場所がどんどん過保護になっている。
そう感じるのは考え過ぎなのだろうか。
お金を払って入る遊園地や屋内の施設はもちろんのこと、近くの広場や公園にもフェンスや立て札には禁止事項ばかりが並んでいる。
学校では近くの川で遊ぶことは禁じられ、お母さんたちからあそこもここも行ったらいけないといつも注意を受けている。
社会に出たら危険はそこかしこに潜んでいるにもかかわらず。
危険の香りを嗅ぎ分ける力は小さい頃から遊びの中で少しずつ身につけていくもの。時には怪我をし、時には他人を傷つけ、失敗を繰り返しながら育てていく大事な生きる力。
その学びの機会を安全という名の下に奪ってしまっているのではないか。
大人が設定する「過保護な遊び場」で危険な思想に静かな怒りを感じている。