ありがとう欠乏症

行きつけのうどん屋さんに筋金入りの愛想のない店員がいる。



笑顔がないのはもちろんのこと、声に抑揚はなく、いつも疲れているのか不満げな表情でレジを打っている。



先日、気がついたのは、この店員には愛想がないだけでなく、良い印象もないのは「ありがとう」の一言がないせいからではないかと思った。



もしかすると、原因は自分?



自分にだけ感謝の言葉がない可能性を考え、しばし観察してみたが、レジで支払いをするお客の誰にも感謝の言葉は発っしていないようだった。



笑顔、元気な挨拶、目を合わせての挨拶がどれほど大事かについて昨日のブログで考えてみた。
目を見る挨拶
http://d.hatena.ne.jp/norio373/20130216



感じの良い接客に不可欠である。



しかし、それはただ単に「接客」というサービス業の顧客対応だけに留まらず、人として社会の中で生きて行く上のマナー、ソーシャルマナーだと気がついた。



そして、マナーの基本は相手への感謝と尊敬の気持ちを表すことから始まる。



翻って考えてみる。



果たして自分は周りの人へ感謝と尊敬の気持ちをちゃんと表しているだろうか。



伝わっているだろうか。



「ありがとう欠乏症」に陥っているのはうどん屋さんの店員さんではなく、自分ではないのか。



まず見つめ直さなければならないのは自分からということに気がついた。