昨日のブログでは、「無視される答え」と題して、欲しいと思っていないものをもらっても嬉しくはないし、探してもいない答えを与えられてもピンとこないという話を書いた。
http://d.hatena.ne.jp/norio373/20130306
「無視される答え」には無視される理由があり、それは「人生の仕組み」の一つであるからと指摘した。
もう少しわかりやすく書くとこうだろうか。
「人間は、取り組む課題を自ら設定し、自らの体験を通じてしか真の学びは得られない」
だからこそ、自ら設定しない課題や問題の答え(=学び)を他人から与えられても消化(=理解)できず、無視する印象を与えてしまう。
人は結局のところ自らの体験を通じてしか学ぶことはできないのだ。
仮に、他人の口や本やネットから得られた答え(言葉)を貴重な人生訓(学び)と捉えられることがあったとしても、それは自分が問題意識を持っていればこその話。
自分が探している答えのヒントをたまたま外の世界で見つけ、それが今取り組んでいる課題の答えと結びついているだけのこと。
これを「人生の仕組み」と言えば、少し大袈裟かもしれないけれど、
こうしてしか我々は真の意味で学ぶことはできず、成長もしない。
そして、そのためにはまず自らが問題意識や課題を持たなければならない。