擬似体験としての物語

 

人は物語からしか真の意味で学ぶことはできない

 

いつ誰の言葉なのか、正確な表現も定かではないけれど、いつの頃からか頭の中に居着いている。

 

昨日のブログの冒頭でそんなことを書いた。

https://norio373.hatenablog.com/entry/2023/05/15/222227

 

結論は「知識と理解と実践の間には大きな谷があり、その仕組みを確認することから始めればいい」。

 

その仕組みを理解した上で大切なことは、知識を理解に深化させ、実践に持っていくこと。

 

そのために効果的なのが物語であり、冒頭の言葉である。

 

昨日書いたこうしたことは、

愛こそすべて

時は金なり

相手の立場に立って考えよう

多様性を大切にしよう

志を持とう・・・

誰もが知識としては知っていても、真の意味で理解し、実践しているとは限らない。

 

その知識を100万回唱えても深い理解や実践に繋がるとは到底思えない。

 

一番良いのは、自ら苦しみながら、もがきながら会得すること。体得すること。自ら体験する物語を通して。

 

それでも自分自身の体験、時間と空間には限りがあり、他方で映画やドラマ、小説を通して擬似体験できる物語は無限。

 

秀逸な映画やドラマ、小説や漫画はあたかも自分自身が体験したかのような擬似体験をさせてくれる。

 

そんな芸術に近い作品をたくさん体験することで自分の価値観を、人生を豊かにできる。

 

自分の知識を深め、理解に変え、実践に移せる可能性は間違いなく高められる。

 

擬似体験としての物語をできるだけたくさん取り込んでいこう。