どうしてできないのか。
その思いが心の中に浮かび始めると危険信号だ。
できるというスタート地点から考えるとできないことがある度に否定的な感情が生まれ、あっという間に心の中に拡がってしまう。
フラストレーションが心に充満し、思考能力を一気に曇らせてしまう。
その状態を放置しているとそれはやがて恒常的なストレスになり、心の中を支配し、いつしか心全体を暗く、黒く染めてしまう。
どうしてできないのか。
その黒い疑問は相手を苦しめると同時に自分の心をも蝕んでしまう。
処方箋は一つしかない。
できない事実を受け入れること。
その上で、できないというスタート地点から何ができるのかを考える。
なぜできないのかという理由に縛られていては何も進まない。解決しない。
何をすべきか、何ができるのかを考えて初めて呪縛から解き放たれ、前に進むことができる。
何故から何を(が)がマジックワードだ。