統合と分離の歴史

 
ここ数日ずっと進化のことを考えている。
 
 
 
 
誤解を恐れず、 多少の例外も気にせずざっくりと言い切ってしまうと、
 
 
進化は、統合と分離を繰り返すこと。
 
 
昨日書いた通りデジタル大辞林から拾った進化の定義にもヒントが隠されてあった。
 
 
 社会が、未分化状態から分化の方向に、未開社会から文明社会へと変化発展すること。
 
 
「未分化状態から分化の方向に」とあるけれど、分化の先にあるものは再統合であり、その先にあるものはまた分化である。
 
 
戦国時代の統合への動き
EUへの統合
道州制を探る地方分権の動き
 
 
生物学的な分化への方向性はイメージし易いけれど、社会的にも人類は変化発展を続けるために試行錯誤を繰り返してきた。
 
 
壮大な社会的実験は常に分離と統合のいずれかであり、それらを交互に行うことで進化発展を続けられている。
 
 
 
進化の歴史はとどのつまり統合と分離の歴史と言える。