空で待つ

 
ついに「キター!」といった感じ。
 
 
LINEのいますぐ予約  
 
 
これらは飲食店を中心に待ち時間を減らすために開発されたツール、新サービス。
 
 
これまでにもところどころで見かけたサービスではあったけれど、ここに来て一気に拡がり始めた。
 
 
お店側からも「予約率が上がる」「冬にお客様を外で待たせなくていい」と好評らしい。当然ながら顧客にとっても列に並ばなくてもいいと楽だし、自由でいられる。
 
 
「待つ」ことが好きな人はいない。
 
 
このサービスが「当たり前」になる日もそう遠いことではあるまい。
 
 
恐らく飲食店だけでなく、様々なサービス業(医療機関やディズニーランドでも!!?)でも導入されていく。
 
 
社会のシステムから「待つ」ことがどんどん減っていくのは当然望ましいけれど、それがもたらす「別のモノ」に一抹の不安を感じるのも正直な感想。
 
 
「待つ」ことの結果として得られる喜びが減ったり、辛抱できない人が増えたり、新しいITデバイスやツールが使えず生きづらいと感じる人が増えたり・・・
 
 
あくまで時代の流れに対応していくための「進化のトレードオフ」で収まればいいなと思う。
 
 
そんな時代が来ることをAir wait(空で待つ)してみたい。