埒を開ける

 

「埒(らち)が明かない」という表現がある。

 

昨日書いた「妥協と我慢の違い」の中で使った時に心に引っかかった。

 

「埒が明かない」の「埒って何だろう?」

「明かない」ってどういうことだろう?

「開かない」の間違いではないか?

 

昨日のブログで書いた通り、自分が普段使っている言葉や表現が正しいとは限らない。なんとなく使っている言葉で理解があやふやなことも往々にしてある。

 

今回は「埒が明かない」に引っかかった。

 

ネットで調べてみると最初に上がってきたのがこれ。

    • らちが明かないの「らち)」は、囲いや仕切りのことで、主に馬場の周囲に設けた柵のことをさす。 本来は「物事の決まりがつく」「かたがつく」などの意味で、「埒が明く(らちがあく)」と使われていたが、現代では否定表現の「埒が明かない」と使われることが多い。 「」が進展の意味で使われるようになった由来は諸説あり、加茂の競べ馬(くらべうま)で、柵が外されるのを待ちわびた一般客が言った言葉からとする説。 春日大社の祭礼で、金春太夫(こんばるだゆう)が祝詞を読み終わるまで神輿の柵が開かず、一般人が中に入れなかったことからとする説がある。
    • 埒が明かない - 語源由来辞典

      gogen-allguide.com/ra/rachigaakanai.html

     

書かれてあることを読むと妙に納得がいく。

 

胸の閊え(つかえ)が取れたよう。

 

埒が開いて一斉に馬が駆け出ていく感じ。

 

イスラム国や北朝鮮に拉致されている人々が一斉に開放されるシーンが思い浮かんだ。

 

今のままでは埒が明かないけれど、

 

大きな何かが動き出す予感もし始めている。

 

そう遠くない将来、

 

我々の手で埒を開ける日が来ることを信じている。