The situation is under control.
状況はコントロールできている。
とても英語らしい表現。
最近では安倍首相がオリンピック招致のためのプレゼンテーションで福島原発事故に関して"Let me assure you the situation is under control."と言っていたのが強く印象に残った。(おいおい、そんないい加減なことを言っていいのか?という意味で)
"under control"というのは文字通り「制御下」。
きちんとコントロールされている、制御が行き届いている=何が起こっているか、起こっていないのか、が完全に把握され、かつ制御できているという状態。
英語らしい表現と書いたのは、日本人にはそもそも何かを、誰かを制御するという考えがあまりないから。
自然や人間をコントロールすることはできないと我々は根本のところで信じている。
それに対して、西欧人は自然は征服するもの、克服するもの、人間もまた自然の一部としてコントロール、征服、解明されるべき存在と考えられている。
人間の知恵と叡智(科学技術)によって。
改めて考えてみたい。
日本人の特性、性向、慣習は一度棚に上げて、
考え方の一つとして、
今いる環境(職場、家庭、人生)は自分の制御下に置かれているだろうか?
自分はそれら(職場、家庭、人生)をコントロールできているだろうか?
そもそも状況を把握できているだろうか?
制御不能時(out of control)になって初めて制御(コントロール)することの大切さを思い知ることがないよう自分の考え方を"under control"(制御下)に置いておこう。