傷つけるのは

 

誰かに何かを言われてショックを受けたり、傷ついたりすることがある。

 

反射的に相手を恨んだり、罵ったりしがちだけれど、

 

本当は他人が自分を傷つけるのではなく、自分で自分を傷つけている。

 

誰かが言ったことによって心が傷つくのではなく、実は自分自身も同じように感じていて、心の奥底に沈めていた思いが反応し、共鳴し、騒ぎ出して、自分の心を内側から傷つける。

 

誰かに言われる「何か」が自分の中になければ、傷つくことはないのだ。

 

例えば、誰かに「○○さんって(筆者)、仕事が遅いよね」と言われても傷つくことはない。なぜなら自分で仕事が遅いとは思っていないから。(実際はわからないけど(汗))

 

でも、「○○さんって、仕事は早いけど、大雑把だよね。間違い多いし・・・」なんて言われると、ちょっとショックに感じる。それは自分でそのことを知っているから。認めているから。直さなければと心の底で思っているから。

 

事実ではないこと、実感がないことは幾ら言われても傷つくことはない。なぜなら自分とは関係ないと思えるから。他人事に傷つくことはない。

 

傷つけるのは、


常に他の誰でもない自分自身なのだ。