あるアメリカ人が"guilty pleasure"という表現を使うのを耳にした。
日本語にすると「罪深い喜び」とでもなるだろうか。
悪いとわかっていながら続けてしまうこと、時間の無駄だと知りつつやめられないこと、誰にも言えないけれどしてしまうこと・・・
仕事帰りの一杯に深夜の夕食、帰宅してすぐにつけるテレビに何気なく見続けるネットニュース。SNSの読み書きに新しいスタンプ探し。甘いものに目がない人がいれば、辛いモノ好きもいる。お笑い番組が外せない人がいれば、韓流ドラマにはまる人もいる。
誰にでも一つや二つはあるだろうし、やめるべきと知りつつ続ける喜びは格別だ。
心の何処かでそれらを肯定する自分もいる。
「少しくらい楽しんだって罪にはならないよなあ」
なんて・・・
いつか高い代償を払わなければならない時が来たとしても、後悔だけはしないようにしたいものである。