月一企画バズワード ーIoTー

 

今日で2016年の半分が終わる。

 

今年の月一企画、今月のバズワードは・・・Brexit・・・

 

は既に論じたので、もう一つの大きな世界的な潮流 ”iOT” = ”internet Of things” =「モノのインターネット化」について考えたい。


定義はこうだ。


IoTとは、コンピュータなどの情報・通信機器だけでなく、世の中に存在する様々な物体(モノ)に通信機能を持たせ、インターネットに接続したり相互に通信することにより、自動認識や自動制御、遠隔計測などを行うこと。


90年代から世界中で爆発的に広がったインターネットは、スマートフォンタブレットPCの出現であっという間に「ユビキタス社会」を実現させた。


「常に(ネットに)繋がっているユビキタス社会」とは言え、これまではPCやスマホといった携帯端末を介しての繋がりだったのが、ウェアラブル(身につけられる)と呼ばれる腕時計型や眼鏡型、手首に装着して心拍数や歩数を自動計測する健康管理デバイス等に発展し、最近では冷蔵庫やエアコン、扇風機といった家電にまでが広がり始めている。


冷蔵庫やエアコン、炊飯器のような家電がインターネットと繋がることにどんな意味があるか、と問われると、まだピンとこないのが現実ではあるけれど、iOt化された冷蔵庫が中の食材を見張って、レシピを考え、スマホに送るであるとか、ネットに繋がったエアコンが気象状況を見ながら室内を適温に保つであるとか、外出先からテレビ(に内蔵されたカメラ)を通して子ども達の様子を見たり・・・なんて考えると未来の社会のようでわくわくする。


同時に、iOt化されたモノの稼働状況や利用者の使用、嗜好というような全てのデータがビッグデータとして集積され、分析され、よりよいサービスやより快適度の上がる商品開発に活かされるようになる。

 

モノのインターネット化(iOt)はその通過点であり、壮大な「情報化社会」の一つの大きなステージと言える。

 

この動きは、モノから車に家へと広がっていき、そう遠くない将来、社会や世界全体が常に繋がっている状態になることはほぼ間違いないであろう。


あらゆるものがインターネットを介して繋がることは、夢のような社会の実現とともにこれまで想像もしなかったような新たな問題も引き起こすことも想像に難くない。


個人情報の流出が社会問題になり始めているけれど、その量と種類は恐らく留まることをしないであろう。むしろより悪質に、より深刻になることが予想される。


どんな世界でも、どんな時代でも高みに行けばいくほど、落ちる時の反動は大きくなる。


そのことを決して忘れずに一歩一歩しっかり上っていかなければならない。


社会も、個人も。


自分の脇が甘くなっていないか、


これを機に確認をしてみよう。