社会の常識や組織の暗黙のルール、家族からの期待や自分自身のこだわり、しなければならないこと、良い結果を出さなければならないというプレッシャーに良いところを見せたいという見栄、過去の成功と実績を守りたいという想い、誇り・・・
そんなしがらみや思い込みという呪縛から解放されたい。自由になれたらどれだけ楽だろう、そう思うことなくずっと思い望み続けていたようだ。
歳を重ね、経験を積み、山ほどの失敗とほんの少しの成功を経て、やっとその裾野が見え始めたような気がしている。
長い長いトンネルから抜け出せたのではないか、そんな風に感じ始めている。(なんでもいい)
もっと自分自身を信じたらいい。
自分が正しいと思うことをすればいい。自分がしたいと感じることをすればいい。
うまくいってもうまくいかなかったとしても、どんな結果になったとしても、必ずそこには学びがあり、成長があるのだから。
そう感じられたから、知ったから、そう信じられるようになったから
呪縛から解放されたと感じるのかもしれない。
今夜「逃げるは恥だが役に立つ」の最終回が放送された。青空市が開かれた神社の境内で平匡さんに抱きしめられた森山みくりが心の中で呟く。
私たちを縛る全てのものから
目に見えない小さな痛みから
いつの日か解き放たれて
時に泣いても、
笑っていけますように。
そのために必要なのは、
ほんの少しの勇気と愛情・・・
そんなら気がした。