ここ数日、様々なところから感じ入る言葉や観念を紹介している。
美しい囀り
理想さえも超えていけ
ニーチェの言葉
チームワークの源
支えることは
英語では、"quote" .日本語では「引用する」。
文字通り誰かの言葉を「引いて用いる」。
日本語では慣用句や諺(ことわざ)をスピーチや日常会話の中で用いることは少なくないけれど、誰かが言った含蓄のある言葉や歴史の中で影響を及ぼした人物の名言を引いて使う機会はそう多くない。
あくまで相対的な印象に過ぎないのだけれど、日本という国の歴史の長さや文化の深さ、日本語の豊かさの割には引用される名文が少ないのではないかと常々思ってきた。
長い歴史を通じて比較的同じ環境や文化を共に育んできた日本人にとっては言葉で表現するよりも沈黙や空気で伝える方がより洗練され、格調の高いコミュニケーション手段と認識されていたからかもしれない。
それでも21世紀に入り、価値観が多様になり、一人ひとりが異なるコミュニケーション手段を持つようになると、言葉の価値や重みがこれまでとは比べようもないほど重要になってくる。
そんな気がしてならない。
まずは紹介した言葉を職場や家で使うことから始めてみよう。