先日読み終わった「君の膵臓をたべたい」を金曜ロードショーで観た。
小説とは若干異なる設定に多少戸惑いながらも浜辺美波の笑顔と好演に心を奪われた。
劇中の桜良の言葉が心に刺さる。
僕は雨の中で思ったことを正直に言った。僕といるよりは、例えば彼のように君を本気で想っている人といた方がいい。僕らは、あの日に病院で偶然にであったに過ぎないんだから。
言うと、僕は彼女に叱られた。
「違うよ。偶然じゃない。私達は、皆、自分で選んでここに来たの。君と私がクラスが一緒だったのも、あの日病院にいたのも、偶然じゃない。運命なんかでもない。君が今までしてきた選択と、私が今までしてきた選択が、私達を会わせたの。私達は、自分の意思で出会ったんだよ」
我々は、流れ、流されてここにいるんではなく、自分が選び、選んで、その結果ここにいる。今がある。
自分の人生を主体的に生きる覚悟を持って生きる宣言でもあると思った。
残された時間が50年であろうと1年であろうと関係ない。いつ何時、突然終わるかわからないのが人生でもあるのだから。