ネガティヴな解説

 

久々にプロ野球のテレビ観戦を連日してこんな風に感じた。

 

「この解説者のネガティヴな発言は何なんだろう」

 

これまでも解説者によって上手い下手はあるとは思っていたけれど、キー局以外の実況解説に強い違和感を感じた。

 

解説者の発言がネガティヴなものが多いのだ。

 

誤解を恐れずに言うと、「解説」というよりは個人の感想のような発言が多い上に、あるべき姿がその通りにならなかった時に減点主義のようにこうあるべきでした的な発言が多い。

 

見逃しの三振もアウトコースの変化球を引っ掛けてゲッツーになるのも内野ゴロにバウンドを合わせ切れずにエラーになった選手も望んでそうしたわけではない。

 

その結果だけを見て、足りないものを指摘するのは解説とは呼べない。

 

解説者に期待したいのは、バッターが何を待っていてその球種やコースをバッテリーがどう裏をかいたのか、守備陣はどんな想定をして守りについているのか、内野手がした一瞬の判断は何を根拠に動いたがどうしてエラーに繋がったのか、そんな裏側を感じさせてくれる「解説」であり、より深く野球を楽しめる「ガイド(道案内)」なのだ。

 

ネガティヴな解説からは人は離れてゆく。

 

そう書いてハッと気づく。

 

今回のブログがそうであり、ここ最近ネガティヴな話題が続いてしまったのではないかと。

 

読み手、聞き手のことを考えたい。

 

このブログはもとより「おもしろきこともない世をおもしろく」なのだから。

 

明日からまた仕切り直しだ!