何も起こらない物語

 

昔から好きだった映画のジャンルは、アクションとかアドベンチャー物。壮大なドラマも好きだし、リアルなSFやサスペンスも大好物。

 

それなのに近年ではホラーは観たいと思わなくなったし、アクション映画も観ることは観ても目が肥えたのか既視感も手伝って随分と辛口になっている。

 

そんなエンターテイニング性よりも最近では淡々と進んでいく映画やドラマ、言わば「何も起こらない物語」に魅力を感じるようになった。

 

例えば、こんな作品たち。

西の魔女が死んだ

西の魔女が死んだ

  • サチ・パーカー
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それから先日来嵌っているNHKのドラマ作品群。

もちろん厳密には何も起こらないわけではなくて細々とした出来事やそれによって揺れ動く心象が丁寧に描かれていて、巧い台詞や俳優の微妙な演技に心を奪われるのを愉しんでいる。

 

舞台がどこにでもある日常とどこにでもいる普通の人が主人公というところに心が共感するのだろう。

 

とどのつまり大人になったということか。

 

追伸

あ、黄金探しにも嵌っているのだった・・・