心の中や頭の中にあるもやもやを言葉にする作業は空気だんごをつくるようなものかもしれない。
何かを言葉にしたり、考えを纏めようとするのは心や頭の中にある米粉を捏ねてだんごを作るようなものだと。
言葉が持つ響きや手触りが自分の中にあるものとぴったりくるまで捏ね直すことになる。
何度も何度も捏ね直しては自分の感性に納得いくところまで捏ね続ける。磨き上げる。
その言葉を喋るという行為を通じて空気中に発していく。
音という見えない形は空気の中に発せられた途端消えていく。ほんの一部が相手に取り込まれることを除いて。
空気だんごの職人になれるよう日々見えない米粉を捏ねていきたい。