ソフトバンクがアメリカ第3位のスプリント買収に成功後も第4位のTモバイルUSAにも触手を伸ばしている。
ユニクロを展開するファーストリテイリングは来年度の新卒採用を1000名に倍増し、電撃的に広げている海外展開のスピードを更に上げていくという。(来年度には海外店舗数が国内を上回る状況とのこと)
楽天も海外の企業を次々と買収し、海外進出の布石を着実に打っている。
新興企業だけでなく、自動車産業、部品産業など以前から競争力の高かった企業群も独自の海外展開を異なる次元で行うようになっている。
数百年後の世界からこの時代を見た時、歴史学者は「経済戦国時代」と評するのではないか。
ふとそんな気がした。
織田信長も豊臣秀吉も徳川家康も数百年後の世界から自分達の時代が「戦国時代」と見られるとは思っていなかったのではないか。(下剋上の世を時代の流れとして受け入れ、最大限に活用しようとしたことは間違いないけれど)
現代もまた世界を舞台にしたビジネス戦国の世と言える。
先に挙げた企業の創業者、経営者である孫正義、柳井正、三木谷浩史やビルゲイツ、スティーブジョブズもマークザッカーバーグも有力な戦国武将たちだ。
下剋上の世界であり、諸行無常、盛者必衰、おごれる人も久しからず であることを胸に刻み、
誰を主君とするのか、
はたまたどうすれば自分自身もひとかどの戦国武将になれるのか、
虎視眈眈と時代の流れと立ち上がるその時を見計りたい。
経済戦国時代を生き抜くためにも。