あるテレビ番組を見ていて驚いた。
美味しさの一番の要因は・・・
舌で感じる味ではなく、
香りであり、匂いなのだそう。
例えば、だし汁やオレンジジュースを鼻をつまんで飲むと何かよくわからないけれど、つまんだ手を離した瞬間に香りが広がり、美味しさを感じるという。
舌で感じるテキスチャー(質感や舌触り、手触り)は脳の異なる部分で読み取られ、美味しさを感じる部分に転送される一方で、香り、匂いはダイレクトに美味しさを認識される。
それ故、美味しい料理を作るコツは「香り」「匂い」であり、
素材本来の持つ香り、匂いはもちろんのこと調味料、香辛料を上手く使うことが大事とのこと(番組では1個50円のコロッケもハーブをうまく使うことで高級品と間違われるほどの一品に生まれ変わると紹介されていた)。
我々は感覚に基づいて行動することが多いけれど、その感覚が自分が思っているほど確実なものではない。むしろ騙されやすい。そのことも覚えておく方がよさそうだ。
もし筆者が食品メーカーの商品企画室にいたらすぐさま香りを強調した食品の開発に取り組むであろう。
これから出てくる新商品のラインアップに注目・・・ならぬ注鼻したい。