「川を上れ、海を渡れ」
その言葉に初めて出合ったのは竹中平蔵氏の著書だったか。
より深くものを考え、より正しい判断をするために大切な考え方。
「川を上れ」は歴史を通して先人たちが何を行い、どんな結果に繋がったか、その知恵を学びなさいということ。
「海を渡れ」は、文字通り海外に渡り、日本では経験できない人や文化、考え方を体験せよという教え。
人は誰しも自分の経験や自分の価値観で物事を理解し、判断しがちだ。
主観的になるのは必然であり、避けられない。
それが独り善がりになってはならないし、バランスの取れた、より深く立体的な洞察力に基づくものであるべきなのは言うまでもない。
そのためにも歴史という縦軸(未来予想も含めて)と世界という横軸(宇宙まで含めてもいい?)を常に頭に入れておきたい。
しんどくなると収縮しがちだけれど、そういう時こそ、
川を上れ、海を渡れ!
なのだ。