声を荒げる人がいる。
怒鳴り散らしては自分の主張を叫び、他人の欠点をあげつらう。
恫喝で人が動くと勘違いし、自分の声とトーンに苛立ち負の感情を撒き散らす。
それを特定の人の問題として片付けるのは簡単だけれど、実際には普段おとなしい人でもそういう瞬間は ある。
むしろ温厚な人こそ爆発する時は怖いもの。
しかし、それはその人の本性とか負の部分と思うよりも弱さや一時的な気の迷いと捉える方がいい。
不安の裏返しであり、戦っている証。
劣勢に立たされ、それでも必死の攻防をしている最中の流れ弾だと思えばいい。
誰にでも起こることなのだから。
優しい笑顔といつも以上の素直な心と大きな心で受け止めてあげればいい。
不安の裏返しだと思って。