大きな決定をしなければならない時がある。
自分一人だけではなく、家族だけでもなく、一緒に働いている全組織とその歴史を賭けた。
そんな身も凍るような判断をしなければならない時がある。
と言っても、自分の身に降りかかったことではなく映画の中の話である。
ワシントンポスト紙のオーナーであるキャサリン・グラハムが大きな決断を迫られる。
彼女の選んだ道は信念を貫くこと。
たとえその結果が全てを失い、多くの人を傷つける可能性を背負っても、新聞社として、ジャーナリストとして、そして、国家建国の自由の精神を信じて一つの決断をする。
いつか、いつの日か、そんな判断を迫られる時には自分の、組織の、人としての信念を貫きたいと思った。
痺れる作品に出合えたのも一つのメッセージだと信じて。