ヴィジョナリストの死

スティーヴ・ジョブズ氏が亡くなった。



Appleの創業者であり、前CEOの訃報は一瞬で世界を駆け巡り、驚きと悲しみを多くの人々にもたらした。



これほどまでに世界からその死が惜しまれる人物が他にいるだろうか。



いつの頃からか人々は彼をヴィジョナリストと呼ぶようになった。



Apple社やその美しいまでの製品群を世に送り出し続けることで世界にこれほどまでのインパクトと夢と希望を与え続けたからこその称号なのだろう。



世界はいつも彼の夢(ヴィジョン)と仕事とプレゼンテーションに魅了され続けた。



その彼に次に期待されていたのが「クラウド」であり、Apple社もその期待に応えるべくiCloudの稼働を目の前にしていた矢先の悲報であった。



iCloudの正式稼働を前に彼が雲の上の人になってしまったことは悲しい。



しかし、それを嘆くのではなく、



iCloudをより完璧なものに仕上げるために彼自身が自ら雲の上に行ったと考える方が彼の生き方によりピッタリな気がするし、彼自身も嬉しいのではないだろうか。



世界が失ったものはあまりにも大きい。



しかし、彼の描いたヴィジョンや彼が生み出した製品群が世の中で受け入れられ、大きくなり、様々な形で人々の日々の楽しみや幸福につながっていくことを信じている。



スティーブ・ジョブズ氏のご冥福をお祈りして。


AppleのHPより