月一雑誌 −Safari− 

今年の月一企画「今までに一度も買ったことのない雑誌を買ってみる」の7回目はSafari [サファリ]を選んでみた。



ローソンの雑誌コーナーに残っていた最後の一冊だった。



表紙にはハリウッドスター、マイケル・ファスベンダーが起用され、黄色で大きく書かれた"Safari"のfとaの文字を隠すように立っている。その上にこんな文字が・・・



「いくつになっても冒険野郎!」



今まで全く意識したことがなかった雑誌だけれど表紙に惹かれて買ってみたという訳。



「冒険野郎」という言葉とマイケル・ファスベンダーのワイルドな雰囲気に惹かれたものの同じ表紙の表題は「セレブたちのお洒落のヒミツ!」と書かれている。「何だこの雑誌は?」というのが正直な印象。パラパラっとめくってみると男性ファッション誌のよう。あまり深く考えず購入し、もう一度表紙をよく見ると2012年9月号と書かれた下にこんな小さな表記を発見!



Safariとは?
サファリというとアフリカの探検隊を想像しそうですが、実はこの言葉、1960〜1970年代のサーファーが好んで使ったものなのです。それは"Surfing Safari"。こちらは「未知なる波を探し求める旅」を意識しました。そこで本誌は、皆さんと「新しい世界を旅したい」と考え、Safariと名付けたのです。





http://hinode.co.jp/magazines/safari/




表紙をめくるとルイヴィトンの見開き広告。もちろんクルーカットのいかしたワイルド系兄ちゃんが氷河をバックにヴィトンの鞄を抱えてる。



次のページにはDOLCE&GABBANAが続き、その次のページはレオナルド・ディカプリオの横顔が凛々しいTAG Heuerの広告が続く。



目次を見てみるとこんなラインアップ。



ごく普通っぽいのに"こなれて"見えるのはなぜ!? セレブたちのお洒落のヒミツ!
これぞハリウッドで流行中のアイテム
やっぱりセレブはみ〜んなLAアメカジが好き!
お気に入りアイテム キャラ立ち着まわし術!
今、セレブに人気なのはレトロフレームに色レンズ!
サーフするNYライフは楽しい!
空きのお洒落を先取る気鋭ブランドのトップ!
NYスタイルのバーで味わう氷点下ビールと夏料理!
アメリカの野生を駆って都会の風になる! ほか多数



いやあ、ジャケットにパンツに時計に車、バイクに靴にサングラス・・・



ハリウッドスターの身につけているモノ、持っているモノがページ狭しと並んでいる。



雑誌の内容やつくりは「一流」だし、値段の780円というのも決して悪くはない。



しかし、



正直なところ、ローソンという大手コンビニエンスストアで流通させるほど購入されるのか、疑問に感じた。



それは、読者層を絞り込み過ぎているのではないかという懸念。



雑誌不況というのは改めて話題にする必要がないほど定着しているけれど、売れ続けているのはマーケットを絞り込んで、固定ファンがいる雑誌というのは一つの事実。



ファッション誌も同じかもしれない。



「新しい世界を旅したい」



というキーワードには共感する。



ファッションに全く興味のないこんな私でもいつかはここにあるようなアイテムを好んで購入する日が来るのだろうか???



ページをめくりながら新しい世界に暫し浸ってみる・・・




月一雑誌 バックナンバー


月一雑誌 −きょうの料理−  http://d.hatena.ne.jp/norio373/20120630
月一雑誌 −鉄道ファン−   http://d.hatena.ne.jp/norio373/20120531
月一雑誌 −暮らしの手帖−  http://d.hatena.ne.jp/norio373/20120430
月一雑誌 −CARTA−     http://d.hatena.ne.jp/norio373/20120331
月一雑誌 −AUTOCAR JAPAN− http://d.hatena.ne.jp/norio373/20120229
月一雑誌 −pen−       http://d.hatena.ne.jp/norio373/20120131