欲求のピラミッド

昨日のブログで欲求には階層があるのではないかと書いた。
欲求の階層
http://d.hatena.ne.jp/norio373/20130819



書きながら昔読んだ「マズロー欲求段階説」を思い出した。



こんな内容だったと記憶している。



人間の欲求は5段階に分かれていて、下の階層が満たされてはじめて次の階層の欲求が発生する。



第一階層(一番下)は「生理的欲求」と呼ばれ、生きていくために必要な最低限の欲求。食欲、睡眠、排泄など本能的、根源的なもの。第二階層の「安全欲求」は安全を求める気持ち、安心して生きたいという欲求。戦争状態で命の危険に晒されていたり、暴力がはびこっていたりすると安全欲求は満たされない。



第三階層は「社会的欲求」。帰属欲求と呼ばれることもある。安全欲求が満たされると、次に社会や企業、家族など、集団に帰属したいという欲求が高まる。これが満たされていないと孤独感や不安感を感じるようになる。



第四段階の欲求は「尊厳欲求」と呼ばれ、所属する組織、集団から認められたい、尊敬されたいという欲求。注目や称賛があればあるほど満たされる。第五段階の欲求は「自己実現欲求」。これは夢を追いかけたい、自分にしかできないことを実現させたい、自分の能力を使って創造的活動をしたい、自分のあるべき姿に近づきたいという最も高次な欲求。特徴は自己実現自体が目的となるためそれ以外の欲求(例えば注目や称賛)を求めない、無償性が挙げられる。



第二階層までは物的なもの、第三階層から第五階層までは精神的なもの、心理的なものと捉える事ができる。



現実の世界では誰も「欲求のピラミッド」を意識することはなく、状況に応じて自分が欲するモノ、求めるモノを意識し、追いかけるだけ。



自分が何を望んでいるのか、そのためにどんな行動を取るのか、



マズロー欲求段階説というフレームワークに嵌め込んで考えると新たな発見や行動の修正ができるかもしれない。



そう感じた。