昨日のブログで悪役がいてこそ正義の味方がいることを書いた。(悪役がいてこそ)
現実の世界では正義を振りかざすために敢えて悪役を作り出す人がいるし、自分が利を得るために相手を貶める目的で悪役を押し付ける人もいる。逆に、自ら悪役を演じることで正義の味方を誕生させる稀有な人もいる・・・そんなことを書いた。
身の回りをよく見ると他にも「敵を作る」のが上手な人がいることに気づく。
上手というよりもそうしてしまわざるを得ない人が。
そのメンタリティは何なのだろう。どうしてわざわざ敵を作り出すのだろう。
暫し考えてみたい。
敵を作ることで味方を作る。
共通の敵を作ることで味方が得られる。
その安心感を得ようとするからではないか。
共通の敵がいることで立ち向かうために力を合わせる。
その一体感、連帯感を求めようとするからではないか。
その一体感、連帯感の中に自分の役割、価値を見出そうとするからではないか。
あ、
「敵を作る人」
それは特定の哀しい人ではなく、
人間の、
人類が持つ本能なのではないだろうか。
戦争を繰り返し起こしてきた人類がお互いに殺し合うことを止める唯一の方法が、
宇宙からの侵略者
そんな風にならないよう
叡智を積み重ねていきたい。
いかなければならない。