5割増しの自分像

我々は、一人ひとりが「主体の世界」を生きている。

 

幾ら客観性が大事と言われても、メタ認知が重要と言われても、自分が自分であることに変わりはなく、自分が見ている世界を、自分が感じている世界を生きていくしかない。

 

そこで陥りがちなのが「5割増しの自分像」という問題だ。

 

自分は自分がかわいく見えるもの。贔屓目に見るもの。

 

生存本能の一部であり、生きる醍醐味と言っていい。

 

それでも鏡を見たり、自分の声や話し方を録音したり、動画を撮ったりしてみることで客観性を押しつけられることがある。

 

大抵は嫌な思いをするけれど、それが「5割増しの自分像」の証。

 

時々は頭をガツンと殴られる思いをして、肥大化した自分像の修正を行いたい。